はじめに
こんにちは!
冬はカルディのインスタントチャイを必ず仕入れます、
BFT名古屋支店・インフラ女子(?)の山口です。
はてブロやnoteなどで情報発信を始めて2週間。
「どうしてQiitaじゃないの?」
そんなお声をいただくことがあります。
この記事では、なぜエンジニアの情報発信の場として最もメジャーであるQiitaを選ばなかったのか、また、二週間使ってみて気づいたはてブロの良さ、Qiitaだったら良かったなーと思う点について書いていきたいと思います。
はてなブログ for DevBlog を選んでよかったこと
実は多くのよかったことは使ってから気づいたことです。
1. 会社としての情報発信が安価でできる
エンジニアであれば必ずお世話になったことがあるQiita。
Qiitaには会社、組織等の団体メンバーの投稿をまとめることができる機能、Qiita Organizationがあります。
個人で書いている人が今までの資産を有効活用できることを考えると、Qiita Organizationで運用するということが第一候補として上がりました。
会社で一つという制約、審査が必要ということもありますが無料なのでハードルとしては低いのが良いです。
しかし、Qiitaの記事を読んでもらえたとしてそこからその人の会社は他にどんな人がいるのか?どんな技術が得意なのか?とたどる人がどのくらいいるのでしょうか?
私たちBFT名古屋支店では「会社として」情報発信をしたいのです。
はてブロでは、法人向けに3つのプランが用意されています。
その中でも自社の技術的な取り組みや成果、知見等を発信するブログに限定したプランである「はてなブログ for DevBlog」は月額費用が600円~とかなりお得で、広告の非表示、独自ドメインの取得なども可能です。
通常の法人プラン(はてなブログBusiness)と比べると1/4の費用なので、それほど躊躇する理由にはなりませんでした。
2. 投稿やコメントに承認機能がある
自由に投稿・コメントできるのがQiitaの良さではあるけれども、会社としてやるからにはその投稿内容からセキュリティ事故に発展する、なんてことは絶対に防がなければなりません。
お客様を特定できるような情報やグローバルIPなどセキュリティに関する情報がないことを確認したり、軽く文章の校正をしたりすることでより品質の高い情報を発信することができます。
また、情報発信するにあたりある程度の非難・否定・攻撃をコメントで受けることもあると思います。決していいコメントだけ載せるという意味ではありませんが、当ブログを通して見える情報で誰かが傷ついたり悲しんだりしないように、コメントも承認制となっていることは一つの安心材料となりました。
3. Markdownがリアルタイムにプレビューできる
これはQiitaでできることがはてブロでもできますよ、という内容です。はてブロでは4つの記法があります。
ブログを書くことでMarkdown記法も自然と覚えられた、という状態を目指すため、私たちはMarkdownで書くことにしています。
こんな感じでリアルタイムプレビュー機能がついているととても便利なのです。
4. 定型文が作れる
このブログはMarkdownの習熟も目的にしています。Markdownに慣れていないとそれだけでブログを書くハードルがあがってしまう、そんなこともあると思います。また、内容は決まっていても書き出しや流れでつまることもありますね。
これが定型文の機能でほぼ解決します。定型文を入れると見出し1で「はじめに」「内容」「終わりに」が入る。途中の文章のところにMarkdownの書き方をあらかじめ入れておく。
いちいちMarkdownのチートシートを検索することもありません。これはかなり便利な機能だと思いました。
5. 「ブログ」という文化や敷居の低さ
はてなブログ for DevBlogの利用ルールとして以下の記載があります。
主たる記事内容が、ソフトウェア開発に関することや技術的な取り組みなど、情報の発信により技術の発展や技術者の支援につながるものであること
Qiitaは「プログラミングに関する知識を記録・共有するためのサービス」とあり、インフラエンジニアの多い私たちとしてはプログラミングではない技術の記録・共有が主となり、少しQiitaの趣旨とずれてしまうかもしれないという不安があります。
もちろんはてブロでも「技術の発展や技術者の支援につながるもの」という制約はありますが、がっつり技術系も緩い技術系もどちらも書けるし、読者の方々も書いている内容を批判する文化が少ないブログは情報発信初心者の私たちにはありがたいなぁと思っています。
Qiitaでポエム系の記事にいいねが大量につくのは運営ポリシーと合わない、というブログを読んでなるほどと思いました。Qiitaでは情報発信する人が増え、いい意味でも悪い意味でも多様性のあるサービス基盤となっているようです。
Qiitaの方が良かったこと
私はほぼQiitaを使っていなかったので、Qiitaの方がいいなと言える立場にはないのですが、それでも2点だけ確実に言えることがあります。
1. PV数の差から見えるSEOの強力さ
二週間前の私のQiitaページは3年前に一つだけ投稿しただけの状態でした。それも自社の活動のために書いたものでsquidの構築という、自分で言うのもなんですが大して需要のなさそうなものです。
ブログのKPIを決めるために参考のためにQiitaへ久しぶりにログインした時、この記事が3.5万PV(平均すると月間820PVほど)という事実に驚愕しました。AnsibleとかServerspecとかの内容だったらもっとたくさんの人に見てもらえるかも!と思い、 このブログでは1000PV/記事/月という目標を設定したのです。
もちろん、始めたばかりである私たちのブログが検索候補に表示されてクリックしてもらうことが難しいのは重々承知の上ですが、全部で17記事アップしている状態で累計のPV数が270くらいなので、なかなか見てもらえないだなぁという印象です。
ちなみに試みとして、はてブロとQiitaでどちらも同じ内容の記事(タイトルは少し違う)を投稿してみたのですが、Qiitaの方が10倍くらいPV数があります。
タイトルやSEO対策は今後の課題!
2. Qiitaは画像がS3にアップされるので移行性が高い
これははてブロとQiitaに同じ記事を載せてどちらが見られるかを検証している時に気づいたのですが、Qiitaで画像を上げるとURLのリンクはS3になっています。
と、いうことは。
つまりQiitaで書いた内容をそのままコピペすればはてブロで画像を再度アップしなくても済む、ということ。なんて楽。
移行性が高いというのはインフラエンジニアとして嬉しいサービスですね。ちなみにはてブロでは画像を挿入すると[f:id:xxxx:~:plain]のようなコードが挿入されます。
終わりに
今回は使い始めたばかりではありますが、私たちがQiitaではなくはてブロを選んで良かった、と思った5点とQiitaの方が良かったのかなと思う2点をご紹介してみました。
この記事が、これから会社でブログサイトを立ち上げるという方のお役に少しでも立てれば幸いです。
この記事を書くにあたって参考にさせていただいたサイト:
Qiitaを辞めて『はてなブログ』を始めて2ヶ月が経ちました
はてブロかnoteか、技術者はどこで技術ブログを書くと幸せになれる?
我々エンジニアがQiitaに記事を投稿する意味とは?ブログやnoteとの比較もしてみた結果!平和に活動したいならnoteをやろう