はじめに
こんにちは。BFT名古屋支店のマッチです。今回はZabbixのインストール要件についてまとめました。要件については、以下の公式ドキュメントを参考としています。
今回はZabbix 4.0の要件についてまとめています。他のバージョンでは要件が異なる場合があるので、各自でご確認いただければと思います(上記公式ドキュメントから各バージョンの要件を調べることができます)。
ハードウェア要件
Zabbixを最低限動作させるためのスペックは以下の通りです。
- メモリ:128 MB
- ディスク容量:256MB
実際に必要なスペックは監視対象のホストとパラメータの数によって異なります。長期間履歴を保持する場合には少なくとも数GBのディスク容量が必要となります。
ハードウェア要件の目安
監視対象の規模ごとの大まかなハードウェア要件の目安は以下の表のとおりです。
規模 | プラットフォーム | CPU/メモリ | データベース | 監視対象数 |
---|---|---|---|---|
小規模 | CentOS | 1コア/1GB | MySQL | 100 |
中規模 | CentOS | 2コア/2GB | MySQL | 500 |
大規模 | RHEL | 4コア/8GB | RAID10 MySQL or PostgreSQL | 1000以上 |
超大規模 | RHEL | 8コア/16GB | RAID10 MySQL or PostgreSQL | 10000以上 |
OS要件
Zabbixは以下のプラットフォームでの動作がサポートされています。
データベース要件
Zabbixでは設定値や監視ログを保管するためのデータベースとして、以下をサポートしています。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
MySQL | 5.0.3 - 8.0.x |
Oracle | 10g以上 |
PostgreSQL | 8.1以上 |
IBM DB2 | 9.7以上 |
SQLite | 3.3.5以上 |
フロントエンド要件
Webブラウザ上で監視の設定や監視結果の確認を行うためのフロントエンド要件は以下の通りです。
ソフトウェア | バージョン |
---|---|
Apache | 1.3.12以上 |
PHP | 5.4.0以上 |