【Zabbix】Zabbixのインストール手順

はじめに

こんにちは。BFT名古屋支店のマッチです。今回はZabbixをAWS上のEC2にインストールする手順についてまとめました。
以下の公式インストール手順を参考としています。

www.zabbix.com

前提

• インストールするZabbixのバージョンは4.0
• AWS EC2のAmazon Linux 2上に構築する
• 80番と10051番のポートが空いていること
• データベースはMySQL、WEBサーバはApacheを使用

インストール手順

①ZabbixリポジトリおよびEPELリポジトリをインストールする。

# rpm -Uvh https://repo.zabbix.com/zabbix/4.0/rhel/8/x86_64/zabbix-release-4.0-2.el8.noarch.rpm
# amazon-linux-extras install epel
# yum clean all

　
②Zabbixサーバ、フロントエンド、エージェントをインストールする。

# yum -y install zabbix-server-mysql zabbix-web-mysql zabbix-agent

③MySQLのリポジトリを追加する。

# yum localinstall https://dev.mysql.com/get/mysql80-community-release-el7-1.noarch.rpm -y

④MySQLをインストールする。

# yum install mysql-community-server -y

　
⑤MySQLの自動起動設定を行う。

# systemctl start mysqld
# systemctl enable mysqld

　
⑥MySQLの初期パスワードを確認する

# cat /var/log/mysqld.log

※以下の記述を探す(に初期パスワードが記載されている)
[Note] A temporary password is generated for root@localhost:

⑦MySQLの初期設定を行う。

# mysql_secure_installation

※初期パスワードを入力後、新規のパスワードを設定する。以降は対話式で進むのでy/nを入力して設定する。

⑧Zabbixのデータベースを作成する。

# mysql -uroot -p

mysql> create database zabbix character set utf8 collate utf8_bin;
mysql> create user zabbix@localhost identified by 'password';
mysql> grant all privileges on zabbix.* to zabbix@localhost;
mysql> quit;

※'password'には任意のパスワードを指定する。

⑨初期スキーマとデータをインポートする。

# zcat /usr/share/doc/zabbix-server-mysql*/create.sql.gz | mysql -uzabbix -p zabbix

※先程設定したパスワードを入力する。

⑩データベース作成時のパスワードをZabbixの設定ファイルに書き込む。

# vi /etc/zabbix/zabbix_server.conf

以下のようにコメントアウトを外してパスワードを書き込む。

DBPassword=password

　
⑪PHPのタイムゾーンを設定する。

# /etc/httpd/conf.d/zabbix.conf

以下のようにコメントアウトを外して日本時間に設定する。

php_value[date.timezone] = Asia/Tokyo

　
⑩ZabbixのWebコンソールをインストールする。

# yum -y install zabbix-web-mysql zabbix-web-japanese

　
⑪Zabbixサーバとエージェントの自動起動設定を行う。

# systemctl restart zabbix-server zabbix-agent httpd
# systemctl enable zabbix-server zabbix-agent httpd

まとめ

今回はZabbixのインストール手順についてまとめました。次回はインストール後の初期設定についてまとめる予定です。