【AWS】EC2上のPostreSQL間でのロジカルレプリケーション設定方法

こんにちは。BFT名古屋支店のマッチです。今回はAWSでPostgreSQLをインストールしたEC2インスタンスを2台用意し、ロジカルレプリケーションを行う手順を解説します。

EC2へのPostgreSQLインストール手順については、以下の記事を参考にしてください。 bftnagoya.hateblo.jp

パブリッシャー(連携元)とサブスクライバー(連携先)で分けて手順を説明していきます。

①postgresql.confの設定

vi /var/lib/pgsql/13/data/postgresql.conf

以下のように設定ファイルを編集する。

#wal_level = 'replica'
変更↓
wal_level = 'logical'

#listen_addresses = 'localhost'
変更↓
listen_addresses = '*'

②pg_hba.confの設定

vi /var/lib/pgsql/13/data/pg_hba.conf

以下のように設定ファイルを編集する。

# IPv4 local connections:
host    all             all             0.0.0.0/0               md5 #この行を追加する

③データベースに接続する

psql -U postgres

④データベースの作成

CREATE DATABASE testdb WITH OWNER postgres;

※今回は「testdb」というデータベース名で作成

⑤テーブルの作成

\c testdb

CREATE TABLE testtable
(id char(4) not null,
Country text not null,
Capital text not null,
PRIMARY KEY(id));

※今回はtesttableというテーブル名で国名と首都のテーブルを作成

⑥データの投入

INSERT INTO testtable
(id,Country,Capital)VALUES
(1,'Japan','Tokyo'),
(2,'USA','Washington D.C.'),
(3,'France','Paris');

⑦データの確認

select * from testtable;

⑧パブリケーションの作成(コマンドはDB内の全テーブルを複製対象とする場合のもの)

CREATE PUBLICATION testpub FOR ALL TABLES;

※今回はパブリケーション名を「testpub」として作成

⑨作成されたパブリケーションの確認

SELECT * FROM pg_publication;

①データベースに接続する

psql -U postgres

②データベースの作成

CREATE DATABASE testdb WITH OWNER postgres;

③テーブルの作成

\c testdb

CREATE TABLE testtable
(id char(4) not null,
Country text not null,
Capital text not null,
PRIMARY KEY(id));

CREATE SUBSCRIPTION testsub CONNECTION 'host=＜パブリッシャーのプライベート IPv4 アドレス＞ port=5432 dbname=testdb user=postgres password=＜パスワード＞' PUBLICATION testpub;

※今回はサブスクリプション名を「testsub」として作成

⑤作成されたサブスクリプションの確認

SELECT * FROM pg_subscription;

⑥データの確認

select * from testtable;

テーブルの中身がパブリッシャーと同様になっていることを確認する。

以上がロジカルレプリケーションの設定方法となります。ロジカルレプリケーションによるデータの連携はリアルタイムに行われ、ログは「/var/lib/pgsql/13/data/log」の中のファイルに記録されていくので、必要に応じて確認するとよいでしょう。

BFT名古屋 TECH BLOG