BFT名古屋 TECH BLOG

日々の業務で得た知識を所属するエンジニアたちがアウトプットしていきます。

【教育】アウトプットの勧め

はじめに

こんにちは!
沖縄大好きBFT名古屋支店 マカビです!
さて、今回は弊社の新卒向け資料「アウトプットのすすめ」を2年目である私からお伝えしようと思います。

アウトプットとは

アウトプットは日本語に訳すと「出力」を意味します。
人との会話、メモ、仕事で技術を使うなど手段はたくさんありますが、それら全てが何かしらの表現です。
すなわち、自身にインプット(入力)したものを表現したものが、アウトプット(出力)というわけです。

なぜアウトプットするのか

一言で言えば、自分の成長のためでしょう。本を読んだ、勉強会やセミナーに参加したなどのインプットだけでは、「技術やスキルは向上しない」という事実があります。
また、私たちエンジニアは、インプットのみではシステムなど何か「モノ」を作ることはできません。
料理も食材や調理方法の知識だけでは、それらをおいしいものにすることはできませんよね。実際に調理してみて、おいしい料理ができるものです。
したがって、インプットだけではなくアウトプットをすることによって自分自身が成長できるということです。

わかるとは

わかるとは、身につく、スキルが向上する、上達するなど総じて「詳しくなること」です。
わかるためには、自分自身が分かっている部分と分からない部分をきちんと認識する必要があります。
「分からない部分」を「分かる部分」に変えることで、記憶に定着し、わかるようになります。
以下にわかるまでのサイクルを記載します、ご参考ください。

Phase 項目 概要
1 未知化 どういうことだっけ?と、輪郭を捉えなおす。
2 インプット 情報を集める。
3 咀嚼 「カテゴライズ」・「答え合わせ」をする。
4 アウトプット 表現する。
5 フィードバック 客観的に見直し
外部からの反応が返ってくる。
6 再定義完了 わかる。

アウトプットのメリット

アウトプットのメリットは7つあります。
1つずつ見ていきましょう。

1.頭の中が整理され記憶に残る

アウトプットの最大のメリットといえるのは記憶の定着化です。
アウトプットする機会が増えれば増えるほど、知識やスキルが定着します。
さらに、インプットした知識を2週間に3回使用すると長期記憶されるようなので、頻繁にアウトプットはしたいものです。

2.他者の視点によって学びを深めることができる

アウトプットは「他者にノウハウや情報を提供する」だけでなく、共有することで「自分の学びを深めていく」ものです。 誰が見ても理解できるように客観的な視点で情報を整理しなければなりません。その過程で自分の思考をより深めることができます。
また、アウトプットをすることで他者から様々な反応をもらうことができます。好意的な反応はもちろん、中にはそれとは逆の反応もあると思いますが、こういった反応は自らの糧になることは間違いないですし、成長を加速させるきっかけにもなり得ます。

3.成長記録になる

アウトプットを残していくことで、それ自体が自分の成長記録になります。
成長していく過程を視覚化できることは自信につながるものだと思います。

4.人に伝える力が身につく

自分の考えを整理して他者に伝えることは意外に難しいものです。私自身も苦労してます。
しかし、アウトプットを行うことで、伝える力というものが身についてくると思います。
どう整理すれば伝わりやすいのか、という判断基準がアウトプットを繰り返す過程で見えてくるのです。

5.成果が残る

アウトプットがなければ、何もやってないのと同義になります。
頑張ってたくさんのことをインプットしても、アウトプットがなければ他者からするとサボっていたと判断されてもおかしくないです。
きちんとした評価を得るには、アウトプットでアピールする必要があります。

6.インプットする際の意識が高まる

そもそもアウトプットをすること前提でインプットする場合、より意識的にインプットしようとします。細かいことでも気になったことはしっかりと調べて知識として得ようとします。
さらに、アウトプットをすることが念頭にあれば、日常生活でもネタ探しをするなど情報発信への感度が高くなり、インプットの回数も増えるようになります。

7.アウトプットで現実は変わる

「読む・聞く」などのインプットだけで変わる世界は自身の脳内だけです。
アウトプットという行動を起こすことで、成長したり現実世界を変える ことができます。

アウトプットを継続するには

アウトプットは継続しなければその効果を得られません。
継続するコツを3つご紹介します。

No コツ 説明
1 習慣づけを行う 人に考えを話す、技術メモを取る、SNSに投稿するなど、
形を問わずとにかくアウトプットする。
2 クオリティを気にしない クオリティは回数に伴うものであるからインプットとアウトプットの回数を意識する。
3 モチベーションのコントロール 自分の中でやらされている感を払拭し、自分のためだと思って実施する。
興味がある分野から始めると維持しやすい。

上記の表からもわかるように、アウトプットするというハードルを下げることが大事です。

終わりに

弊社の新卒向け資料「アウトプットのすすめ」をまとめてみましたが、いかがだったでしょうか。
私自身、まだまだ苦手なところもありますが一緒に頑張っていけたら良いなと思います。