BFT名古屋 TECH BLOG

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【AWS】AWS学習のススメ

こんにちは!BFT名古屋支店の松野です。
少し前にこれからAWS-SAPに向けて学習するために考えていることをまとめさせて頂きました。今回は自分がAWS学習の過程で得られた気付きについて書いていこうと思います。
それではよろしくお願いします!!

前回の記事はこちらからどうぞ。

bftnagoya.hateblo.jp


はじめに

私は今年の夏頃から少しずつAWSの学習をはじめ、10月頃から認定試験に向けて本格的に学習を始めました。正直に言って私はAWS認定試験の学習に取り組むことにそこまで前向きではありませんでした。資格があっても実務に対応できるかと言われれば疑問が残りますし、自分自身の技術的好みからクラウドは少しずれているように感じていました。
では、そういった考えの自分がどういった経緯でAWS学習をはじめ、何を得ることが出来たのか。私個人の考えとしてまとめていきます。

AWS認定試験

自分の経験の話をする前にまずはAWS認定試験のことを簡単にまとめておきます。
AWS認定試験とはAmazonが展開するクラウドサービスであるAmazon Web Servicesに関する資格試験で、 基礎・アソシエイト・プロフェッショナルレベルからなる6つ認定資格と、専門知識に関する6つの認定資格から構成されています。

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AWS認定試験一覧

これらの認定資格に合格するとAWSに関する一定の知識を有していることの証明になる他、グローバルコミュニティへの参加といった特典が得られます。(前回の記事からの引用)

学習の過程で何を感じ、何を得たか。

それでは私の経験や感想を踏まえてお話させて頂きます。
AWS学習を通じて私が良かったと思ったことは以下の通り。

  • AWSに関する知識を得られた
  • インフラに関する網羅的な学習機会
  • 他のクラウドサービス(Azure等)のサービス内容の調査・理解への慣れ
  • ペースメーカーとしてのAWS

ひとつずつお話させて頂ければと思います。

AWSに関する知識を得られた

当たり前のことですが何をおいてもまずはこれでしょう。AWS学習はAWS認定試験やAWSのサービスに関する知識を得るために行うものです。
認定試験の学習を通して、各サービスの概要や詳細を把握出来るようになりました。また、問題演習を通して基本的な構成パターン等も知識として定着させることに役立っています。必要に迫られて学習するのではなく認定試験のために自発的に取り組んだことで、特定のサービスに限らずAWSが展開するあらゆるサービスに関して満遍なく学習する必要があったことも良い影響をもたらしています。そのおかげで苦手な項目は避けるといったことをせずに学習することが出来ました。

〇インフラに関する網羅的な学習機会

AWSにはあらゆる情報技術の要素が詰まっています。仮想化、コンテナ、データベース、ネットワーク、セキュリティ等々挙げだしたらキリがありません。私がただ勉強不足なだけと言われればそれまでですが、試験に受かるという目標を立てて学習に取り組んだことでインフラに関する項目を網羅的に学習することが出来ました。
もちろんまだまだ勉強不足な身ですので、各項目に関する詳細な学習も必要ですし、ハードウェア部分の設定などはAWS側の領域になっているためマスクされてしまい、全く触れることが出来ません。しかしながら、そういった側面があるとしてもこれだけ広範囲の技術領域に触れられたことは自分にとって確実にプラスになっています。

〇他のクラウドサービス(Azure等)のサービス内容の調査・理解への慣れ

私がすでにはてなブログに投稿させて頂いている記事の中にAzureやGCPを比較したものがあります。調査や学習のために他のサービスに触れることになった際にもAWS学習の恩恵を感じることが出来ました。
AWSクラウドサービスにおいて最も高いシェアを誇っており、デファクトスタンダードとなっています。そのため他のクラウドサービスのインプットを行なう際にも、”これはAWSで言うところのあの機能なんだな。”という風にAWSを基準に知識の整理が出来るためインプットが早くなります。要はパブリッククラウドに慣れることが出来たということです。

〇ベースメーカーとしてのAWS

さて、最後の項目です。この項目を書くためにこの記事を書いたと言っても過言ではありません。
すでに少し触れましたがAWSによってあらゆる情報技術に関するサービスが展開されています。公式HPにまとめられている製品一覧を見てみましょう。

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AWS製品一覧

上に示した各項目毎に少ないもので数個の、多くて20以上ものサービスがAWSによって展開されています。
これを見てどう感じたでしょうか。ブロックチェーンやIoT、Machine Learningといったここ数年よく耳にする技術トレンドに関するものも多いです。考えてみればこれは当たり前のことで、AWSを展開するAmazon社が企業努力によってこれから需要が伸びると考えられるサービスを持続的に開発・追加している様が伺えます。そしてこれは今後もしばらくは変わらないでしょう。つまり何が言いたいかというと、AWSに追加されているサービスを網羅的に学習し、新しく追加されるサービスに注目することによって大筋の技術トレンドを掴め、学習指針にもなり得るということです。
もちろん、ハードウェア部分はAWSによってマスクされていますし、AWSではカバー出来ない技術領域も存在します。そのことは絶対に忘れてはならないですし、AWSを妄信し全てを委ねることも良くないと思います。ですが、一つの技術トレンドの指標や学習指針としてAWSをすることは有効であると私は考えています。

さいごに

このようにAWS認定試験の学習を通して自分が様々な恩恵と成長を得ることが出来ました。普段からお世話になっている先輩社員に言われたことですが、最終的に合格できなかったとしても学習した事実は変わらないですし、確実に自分のためになります。ぜひこれからAWS認定試験に挑戦するという方は頑張ってみてください。自分もAWS-SAP目指して頑張ります!