【AWS】RDSのPostgreSQL間でロジカルレプリケーションをやってみた

こんにちは。BFT名古屋支店のマッチです。今回はAWSのサービスのひとつであるRDSを用いてPostgreSQLのロジカルレプリケーションを行う方法について解説します。ロジカルレプリケーションについて詳細は、以下の記事をご参照ください。

RDS間でのロジカルレプリケーションを行うにあたって、AWSマネジメントコンソール上で以下の設定が必要となります。

[VPC]-[セキュリティグループ]より、パブリッシャーがサブスクライバーに接続できるようにセキュリティグループを設定します。

[RDS]-[パラメータグループ]より、パブリッシャー(連携元)用とサブスクライバー(連携先)用の2つの新規パラメータグループを作成し、以下のパラメータを変更します。

パブリッシャー(連携元)用とサブスクライバー(連携先)用の2つのDBインスタンスを作成し、それぞれに上記のセキュリティグループとパラメータグループを設定します。RDSへの接続手順については、以下をご参照ください。

PostgreSQL上でレプリケーションするテーブルの作成とパブリケーション、サブスクリプションの設定を行います。

①データベースの作成

CREATE DATABASE testdb WITH OWNER postgres;

※今回は「testdb」というデータベース名で作成

②テーブルの作成

\c testdb

CREATE TABLE testtable
(id char(4) not null,
Country text not null,
Capital text not null,
PRIMARY KEY(id));

※今回はtesttableというテーブル名で国名と首都のテーブルを作成

③データの投入

INSERT INTO testtable
(id,Country,Capital)VALUES
(1,'Japan','Tokyo'),
(2,'USA','Washington D.C.'),
(3,'France','Paris');

④データの確認

select * from testtable;

⑤パブリケーションの作成(コマンドはDB内の全テーブルを複製対象とする場合のもの)

CREATE PUBLICATION testpub FOR ALL TABLES;

※今回はパブリケーション名を「testpub」として作成

⑥作成されたパブリケーションの確認

SELECT * FROM pg_publication;

①データベースの作成

CREATE DATABASE testdb WITH OWNER postgres;

②テーブルの作成

\c testdb

CREATE TABLE testtable
(id char(4) not null,
Country text not null,
Capital text not null,
PRIMARY KEY(id));

CREATE SUBSCRIPTION testsub CONNECTION 'host=＜パブリッシャーのエンドポイント名＞ port=5432 dbname=testdb user=postgres password=＜パスワード＞' PUBLICATION testpub;

※今回はサブスクリプション名を「testsub」として作成

④作成されたサブスクリプションの確認

SELECT * FROM pg_subscription;

⑤データの確認

select * from testtable;

テーブルの中身がパブリッシャーと同様になっていることを確認する。

以上が、RDSでのロジカルレプリケーション設定方法となります。EC2上のPostgreSQL間でのロジカルレプリケーション設定については以下の記事をご参照ください。

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